月報 2月/3月/4月/5月
書いた記事
2月
http://ki-ft.com/interview/munonomoses-curry/
3月
https://kyoto-antenna.com/post-20372/
4月
http://ki-ft.com/interview/verandah-anywhere-you-like/
http://ki-ft.com/music/kansai-pick-up-new-disc-review-vol12/
5月
https://kyoto-antenna.com/post-21563/
行ったライブ
2月
- 4 OGRE YOU ASSHOLE/DECK E/CHAI/奇妙礼太郎/Nabowa @京音2018(KYOTO MUSE/京都 磔磔)
- 10 6birds baked in the park/ふちなし/circus @倉敷REDBOX
- 13 Father John Misty @梅田クラブクアトロ
- 18 台風クラブ/吉田省念BAND/中川敬&リクオ @BOTANICAL HOUSE(京都 磔磔)
- 20 Easycome/浪漫革命/The Songbards/ムノーノ=モーゼス @心斎橋Pangea
- 24 くるり @Zepp Osaka Bayside
- 25① Homecomings(アコースティックセット) @New Neighbors(京都みなみ会館)
- 25② カネコアヤノ/ギリシャラブ/折坂悠太(合奏) @ネガポジ
3月
- 4 CASIOトルコ温泉/キイチビール&ザ・ホーリーディッツ/トリプルファイヤー/バレーボウイズ/mei ehara @KYOTO SUCCESSION(京都 磔磔)
- 9 ペペッターズ/ANATAKIKOU/Emu sickS/soha@心斎橋Pangea
- 18 入江陽/かねこきわの/さとうもか/小鉄 @岡山 城下公会堂
- 20 サニーデイ・サービス @梅田バナナホール
- 21 スカート @京都 磔磔
- 25 ミツメ @梅田TRAD
- 27 The Songbards/ベランダ/YAJICO GIRL/Slimcat @神戸VARIT.
4月
- 1 Easycome/ギリシャラブ/ラッキーオールドサン @心斎橋Pangea
- 11 ふちなし/ペンギンラッシュ/MokeraMokera/The McFaddin @天王寺fireloop
- 13 山中ジョンジョン(ダイバーキリン)/Ribet Towns(小) @大阪 淡路アトリ
- 14 冷牟田敬band/空間現代/服部俊 @京都 外
- 17 優河 @梅田シャングリラ
- 18 さとうもか/脳内麻薬/ヤノフトシ/みのようへい/池藤雅哉 @梅田ハードレイン
- 21 空気公団/ザ・なつやすみバンド/STUTS/テニスコーツ/東郷清丸/NRQ/yumbo @in da house(旧グッゲンハイム邸)
- 21 片想い/GUIRO/Shohei Takagi Parallela Botanica/ヒゲの未亡人/三田村管打団?/両想い管打団! @in da house(旧グッゲンハイム邸)
5月
仕事等見られなかったものもあり、例によって大方抜いてます。
さとうもかさんリリパのときに小鉄さんと話していて冷や汗をガンガンかいたのを未だに思い出します(小心者)。その後大阪でのライブのときに彼女に教えてもらった腕を後ろでパタパタさせる体操のおかげで、最近二の腕がちょっと細くなりました。
5月これだけってまじで?なんか忘れてない?本当に?GW、出張、社員旅行、関西コミティア等々バタバタしているうちにこんな…。
よく聴いたもの
- 鈴木祥子『SNAPSHOTS』
- NRBQ『MESSAGE FOR MESS AGE』
- bonobos『FOLK CITY FORK .ep』
- 優河『魔法』
- Wanna-Gonna『In the Right Place』
- 東郷清丸『2兆円』
- さとうもか『Lukewarm』
- Lowell George『Thanks, I’ll Eat It Here』
- くるり『その線は水平線』
- The Sundays『Reading Writing And Arithmetic』
- J Hus『Common Sense』
- ベランダ『Anywhere You Like』
- The Zombies『Odessey And Oracle』
- Cosmo Pyke『Just Cosmo』
- Judee Sill『Dreams Come True』
- The Band『Music From Big Pink』
- U.S.Girls『In a Poem Unlimited』
- 花柄ランタン『まともな愛のま、まほうの愛のま。』
- 前野健太『サクラ』
- Bruno Pernadas『Those who throw objects at the crocodiles will be asked to retrieve them.』
- cero『POLY LIFE MULTI SOUL』
- NRQ『レトロニム』
- Arto Lindsay『Cuidado Madame』
- Childish Gambino『Awaken, My Love!』
雑感
3月:よしむらひらくと春
桜のつぼみの写真をスマホの壁紙にしていたくらい春になるのを待ちわびていたのだけど、なったらなったで、やる気を根こそぎ奪うような陽気をうっとうしく思うこともある。最近あらためてよく聴いているよしむらひらくさんは寒いのがとても苦手だそうで、そのせいか、冬から春への移り変わりを歌った曲がとても多い。しかも“道玄坂を登りきる クソみたいな暖かい風”(「tokyo2012」)とか、“四月の塊が 少し怖くなった”(「スイートチョコレートラバーズハイ」)とか、決して諸手を挙げて喜ぶことはないのがミソだ。生き物としての純粋な喜びと、大事な考え事までぬるい陽気でごまかされてしまうようなわずらわしさ。それらがないまぜになった“春”への複雑な思いがにじむようで、アレグラを飲みまくりながら勝手にシンパシーを感じていた。
4月:ショーケースじゃない
in da house @旧グッゲンハイム邸は、あらゆる演出に主催・MC sirafuさんの矜持がギチギチに詰まった濃い2日間だった。「ファック予定調和!」の声のもと決行されたタイムテーブル非公表。快い環境でなにもかもが予定外になると、人間はかえっておおらかになる。好きなアーティストを最後尾で見ることになったり、トイレ行ってるうちに肝心のところを見逃したり、そういうことにこだわらないのが一番良い過ごし方だっていう暗黙の了解ができる。sirafuさんが重ねて言ってた「適当でいんすよ!」とはそういうことだと思う。この場でGUIROに出会えたのが本当に良かった。NRQはものすごく前の方で見たのに音がめちゃくちゃ良かった。東郷さんのあのギターがアンプを通してないと聞いて驚いた。SSW高城晶平の「明日の天使」は本当に名曲だった。
5月:踊るが変わる(かも)
昨年秋のstars onで「魚の骨 鳥の羽」を初めて聴いた時は、その複雑さに圧倒されるあまり呆然と突っ立っているしかなかった。だから『POLY LIFE MULTI SOUL』を買ってきた時も相当な覚悟を持ってかかったのだけど、ところがどっこいそこにあったのは、要素こそ多いけど記憶よりもずっと整然としたダンス・ミュージックだった。
不勉強なので雑なことしか言えないけど、前作でceroが邦楽に新しいジャンルを増やしたのだとすれば、今作はさらに大きな括りで、“踊り”の種類がまるごと一つ増えたようなカタルシスを感じている。今の時代のためにアップデートされたクラブにもロックにも収まらない踊りの音楽。ラテンのリズムと日本の歌謡曲の関係には長い歴史があるそうだけど(ちゃんと勉強します)、少なくとも近年のそれはダンス(カラオケ映像のねーちゃんのラテンダンスじゃなくて、私達がライブ会場で体を揺らすやつのほう)とあまり結びついていなかったんじゃないかと思う(ここも要調査)。それが本来踊れるものであることを現行のラディカルなビートと一緒に示してくれた。国内のライブハウスで繰り広げられる踊りを、何段階も自由にしてくれそうなアルバムだと思った。
あと、「かわわかれわだれ」のギミックと前よりも日本語の押韻が強調された譜割りはとても今っぽいオリエンタリズムだと思うのだけど、日本語話者じゃない人はこれをどう受け取るのだろう。
ひとこと
社員旅行で有馬温泉と六甲山に行った。有馬ではブラタモリ知識を元手に同室の上司の観光案内をして、温泉水が200万年前の海水なのだといった気がするけど正しくは600万年前。申し訳ないけど訂正するタイミングを失った。六甲高山植物園はどれがどれだよってくらい地味だけどよく見ると変な形、みたいな花が多いのがとても良かった。帰りに載った山上バスは今時ICカードが一切使えないパンクス仕様で、車内で私たちより先にそれを知って面食らっていたのがおばあちゃん2人組だった。もうみんな適応しきってるので早く対応してあげてください。